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どーでもいいお話とか、創作語り。ネタバレ容赦なし。
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正解するカドの最終話を見たけど、めちゃくちゃ胸糞悪い。
腐女子として云々ではなく兎に角ひどい。

まずタイトルが「正解するカド」なのに何一つ正解要素がない。
まぁ百歩譲って真道が行った通り人間と異方の間に子どもが生まれることが「解」だとしよう。となると結局は人間と異方は共存(?)でき、共に生きれる存在の証明みたいになるので、尚更ザシュニナだけ殺したんだか追っ払ったんだか、兎に角あぁいうのはひどい。共存ができると、愛する人と世界を守りたいと言うのなら、それこそ「人間らしくなった」ザシュニナと交渉という名の話し合いを行うべきだった。それこそあれだけザシュニナに拘られた真道にしか出来ないことではないのか。真道は前回の話で最もらしく交渉交渉言ってたけど、結局最後あそこで話してたのはザシュニナで、真道は交渉どころはザシュニナの言い分を聞いて「殴ってやろうと思ってたんだ」とか突然少年漫画にしだしただけである。お前がしたのは別の異方との性交渉じゃねぇか。ザシュニナの「特別」が認められなくて真道の「特別」が認められる違いはなんなのか。そりゃ気持ち悪い「特別」だけど、何度も言うけど真道は一度もザシュニナと交渉してないし説得もしていない。そりゃザシュニナもわからない。寧ろ「複製が違う」って答えを出したのがメイン登場人物の中では一番の正解じゃない
あとさらに最もらしく「驚かせてやりたい」って言いつつあのなんな星みたいなのに封印みたいな流れになってるのがおかしい。それはそもそも驚きでもなんでもない。お前はいくら驚きが欲しいマンで、話も聞かないごり押し野郎だからって、信じてたっていうか男女問わず特別な人に手錠なり牢なりに突っ込まれて「驚いたか?」とか言われてまともでいられると思ってるのかが謎。鶴丸国永じゃあるまいし。しかもその前に煽ってる。「守りたい」といい感じの言葉でカバーして女を見るな。兎に角「驚かせてやりたい」とかじゃないしそんなもんお前は事後報告したいだけだろとさえ感じる。
で、鶴丸国永といえばもう一人最大級に可哀想なのが花森で、お好きな女と先輩の娘を育てる役を担うというとんでもない役目を任されている。やりますとか言ったんだかなんだか知らないけどまぁそれはあくまでストーリーの話で、製作陣は本当に何を考えてるんだろう?スタッフは男女で戦ってたりするのか?っていうくらいターゲットの層もわからない。沙羅花が子どもを作るとかなんだかそんなとこまでは許すとして、じゃあなんでここでそんな花森に不憫な役を担わすのか。父母ともに老けてないのに何故第三者キャラだけあんな突然おじいにされるとか「僕の子です」もあながち間違いではない。どっちかと言うと男陣営には真道みたいなあんなスカした孫悟空みたいな装備をしているイケメンの方が腹立たしくて無理なはずだし、花森ぐらい間抜けぐらいがベストだと思う。なのにあんなどうしようもなく可哀想な役をさせる。一方で真道とザシュニナ側を考えるとこれまた中途半端に腐女子に媚びる。どっちも最悪。腐女子として捉えるとユキカがJKになって現れるのも腹立たしいいっそのこと赤ちゃんのまま突然表れてワンタッチしてボコボコにでもしてやればいいのにあんな中途半端にこれまた媚びのような状態でやってくる。最悪。っていうかユキカがいるなら充分びっくり素材になったんだし真道があんな孫悟空装備をする必要もなかったのでは?交渉(笑)中に、殴ってやろうという前に寧ろ「見せたいものがあるんだ」だか「紹介したい奴がいるんだ」とかで娘出しちゃだめだったの?無駄死にとかこれまたひどい。しかもその真道の死がしゃーなし計画で計画通りになったのなら沙羅花のイヤーッ!って何のためかわからない。そりゃ死なれたら予定としてわかってても叫びたくなるのかもしれないけど、でもこいつBパートで平然と説明解説しだしてるんだから必要ない。ヒロイン奪い合い戦線はもう結構。
そして「正解」について話を戻すと、私の予想ではタイトルの意味する正解は前回語った通り、「人類が異方の与えてきた未知なる能力を拒むこと」もしくはカド側の正解はと考え、「ザシュニナこと異方が人類を知り、撤退すること」だと思っていた。前者はザシュニナの死を予想してるからまぁ彼が死ぬのは仕方ないと思ってはいる。思える。仕方ない。何せ夜神月がしんでしまう世界なんだから、こんなことは認められてはいけない、的な脅威の思考は排除されるのがルールだ。で。今さっき話してたところと合体させると真道の死には改めて意味がない。人類の何かそういうこれからの進歩を証明するなら実は異方だった沙羅花が死ぬなら兎も角、これまで人類代表として活動してきた真道の死は最悪の出来事である。
・異方と子を成した←まぁいい
・脅威の異方を倒そうとする←まぁいいとする
・失敗してしんだ←よくない
さっきも言ったが、ユキカは別にJKである必要もければ登場があんなに遅い必要もなかった。真道の死で何かが発動するなら兎も角何もないなら、死にそうになった親父とヤンホモ異方の間に割って入ってそこから殴りあいバトルをしている方がだいぶマシ。それなら真道とザシュニナがしんでも許せる。つまり展開のバランスが悪い。
そしてまぁ以降の云々は割愛するとして最後。父親がしんであんだけ淡白なのはどうかと思う。いくら育てられてないからって、じゃあ育てられてもないのに「そうだね、お父さん」とか言えちゃうのか謎。あと「悪いやつじゃなかったよ」っていい感じに〆てるけど父親遺伝子なのかそれも滅茶苦茶。そりゃあんな圧倒的にボコボコにされたら悪いやつも糞もない。悪いのは君にしか見えない。そして彼女も、「悪いやつじゃない」とそう思ってたならザシュニナを言い分一つ聞くなり説得するなりしてやればいいのに最後は力で解決。正解どころか不正解中の不正解理屈。夜神月が認められないなら力を駆使して異物を排除するこの人間の行為が許されるとも思えない。 この物語が仮に恐ろしい異方を遠ざけて人類がそれと向き合う、みたいなのが物語の究極の訴えだったのなら、人間と異方のハーフでめちゃすごい力を持ったユキカなんて存在は矛盾中の矛盾である。彼女がその力を生かしてこれから国のため、政府のため、異方と人間の架け橋として働くならまだしも何処かにいってしまった彼女をそんな風には感じられなかった。

もう疲れてきたのでやめます。
まとめると、「正解」とはなんだったのか。人類が異方を拒み、進歩していくことを訴えたのなら真道を殺してユキカを登場させたことはよくなかった。人類を「正解」させるなら真道を残し、異方に「正解」させるなら人間として生きてきた沙羅花は兎も角、ザシュニナより力が強く、それを使って有無を言わせず相手を消滅させるユキカは存在してはならない。普通のJKなら兎も角。
全編を通して交渉交渉と謳っておきながらいざ行ったのは力での解決。現代社会でもそれは最もダメな行為とされているのではなかったのか。
それぐらいですかね。
腐女子に媚びるか男性陣に媚びるかとかは、まぁ別に売上云々の考察でありストーリーには関係なさそうなのでどうでもいいです。
取り敢えず交渉交渉言いながら一度も交渉せず、「守りたいものがある」というエゴでザシュニナをボコり(失敗)、突然登場しザシュニナをボコった娘もひどかった。
でも亜人とかと比べるとめちゃくちゃ作画がすきでした。特に沙羅花さんめちゃくちゃ途中からかわいくなってて、そこは素直に感動した。

お疲れ様でした。
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