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どーでもいいお話とか、創作語り。ネタバレ容赦なし。
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某スパイものから一年経ったということは屍者の帝国を見てもう一年経ったということです。
去年は一月から落語見て屍者の帝国見てジョカゲ見てハイキュー見て一年を過ごしたんですよ…。
そして今年は落語見て、今期はなんだろう…。特に見てないか…。
前期はACCAも見てました。さいこうでした。PS?買います、絶対。

で。ハーモニーを読んだんですよ。原作です。

映画の感想ってここで記したのか覚えてないんですが、
簡潔に書くと(あまりいい内容ではないです)

・3Dか2Dかなんか知らないけどそれがさいkkkっこうに萎えさせる
・キャラデザが原案に最も近い絵柄だとは思うんだけれどそれが逆に仇を成している。無理矢理感がすごい
・htmlはふぅーんって感じ
・キァンのシーンと親父撃たれたとこのシーンは印象的
・「私のすきなミァハでいて」とかなんとか

という感じでした。対になるように原作感想を書くと

・虐殺器官同様、主人公に幼い印象を受ける
・どうやったらあんなキャラデザになったのか(それを言うと屍者の帝国も虐殺器官も元も子もない気もしますが)
・htmlが最高
・キァンのシーンと火葬のところが印象的
・「復讐のために殺す」

……。

まとめると、やはり原作の方がいいです。が。
映画の方の「私のすきなミァハでいて(みたいな台詞だった気がする)」のラストは理解できたんですが、復讐の方がなんとも言えない気持ちになりました。

これ屍者の帝国の時も言ったんですが、「私の好きなミァハでいて」――即ち映画からは人情が感じられます。悪く言うととても自分勝手。
ミァハの思惑を知ってしまった。私の思っていたミァハではなかった。もしくは変わってしまった。これ以上自分の中のミァハが、もしくはミァハという存在がどうにかなっていくことが耐えられない。だから殺す。
ミァハはミァハでそういう浮世離れした、他の人間の意識とは離れた特別な存在だから撃たれてしまう。他に意味なんてない。といった印象。
(屍者の帝国の人情っていうのはワトソンのフライデーに会いたいっていう関係を指してなので利己的ではないですが、情に訴えている気がする。原作はそんなことなくて寧ろ淡泊)
一方の原作の方は復讐のためにミァハを殺す。
キァンも父も、主人公にとっては型に嵌まった他の人間と同じ存在であり、血縁を忘れてしまうくらい離れていた時間が長すぎた者であった。しかしミァハの実験?により、二人は死んでしまう。主人公はそれまで裏切った友人と自分を棄てた父らよりも未だミァハに惹かれていたが、ミァハのおかげでそんな二人が本当は何よりも強い親友であり父であったことを知る。逆に、知ってしまったミァハは主人公が惚れていたミァハではなかった。しかもそんなミァハの行いの為に多くの人が死んだ。親友も父もしんでしまった。だから主人公はミァハを殺す。
のが私のイメージなんですが。ですが。

原作の方の解釈がイマイチ納得いかない。

じゃあミァハは?

そもそも主人公のミァハへの想いの台詞の印象が強くて、映画のラストのミァハさえステップ踏んでたことした覚えてないんですが、彼女は何て言っていた?
おかしいから殺された。わからないから殺された。そう思ってましたが、そんなこともない?
寧ろ原作の方が狂っていたのかもしれない。
じゃあ何故キァンに話しかけたんだろう。
意識を得て、意識を憎んで、意識何てない方がいいという。
主人公はそれに賛同したんですが、そこもあまり納得がいかない。
いっそのこと映画の動機の方が納得する。
最後のエピローグを読んでると、主人公は魂を憎んでいるようにも思う。
けれど賛同した。多くのかけがえのない人を失い疲れてしまったのかとも思いましたがそれもちょっとまだ納得いかない。

あと火葬のシーンでの「私に力をくれたものは私がつれていく」っていうのがなんだかとても大事なような大事じゃないような。
ミァハが連れて行ったのは、キァンだった。けど最後に求めたのは、主人公だった。
ミァハはキァンに「勇気(力?)をちょうだい」っていってたけどそれで連れて行ったことになる…?
(でもそれは「意識の正当化(?)」であるともある。でもそれをミァハはわかっていないとなると、逆に意識にのみ込まれて行くような主人公の抱いた博識な少女ではないのかもしれない)
それを言ってしまうと、ミァハの生き写しというかドッペルゲンガーみたいな思考を持つようになった、「ミァハに力をもらった主人公」がミァハを連れていっているようにも思える。
じゃあ学生の頃、主人公に燃やしてって言ったのは何故?
ラストでの主人公がミァハを殺し、見とるところは火葬のシーンと似たようなものを感じますっていうかこんな大事なラストの前に持ってきたんだから、何か意味があるんでしょう…?

とまぁ打ち疲れたのでこんな感じで。
ともあれ原作おもしろかったです。
91同様、ビシッとだれかとお話したいですね。

虐殺器官の円盤はいつ出るんだろうなぁ…

こんな考察諸々語ってますが、これはあくまで自分が再読なりもう一回見た際、こんな感情を抱いていたことを知ってほしいからなのでどうかお気になさらず。
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